＊傲岸不遜＝おごりたかぶり、人を見下すさま。
こえーから、二度とかけてくんなよ……ってね
Ｂ・Ｂ……とてもじゃないが、同じ幹の股から生まれたとは思えない。
ひたすら肉体を鍛え、格闘技に専念する武闘派。
他の王子達より愚かではないが、賢いと言うにはほど遠い。
オレに言わせれば、奴の傲慢は無知の不知！！身の程を知らぬことが最大の罪なのだ。
少し先に生れたことを運命と勘違いし、自分こそが王になる人間と信じ込んでいる。
美しき者の前には全ての者が平伏すと信じる、ドゥアズルのカミーラ。
自惚れの強い馬鹿女。
宗教こそが国の基盤と説く、トウチョウレイのチョウライ。
おせっかいで偏屈な男。
科学が国の殷盛を左右すると信ずる、ドゥアズルのツベッパ。
研究者としては好いが、政治能力はまったくない男。
カットローソのタイソンは、男狂いの色ボケ女。
ドゥアズルのルズールスに至っては、軽佻浮薄を絵に描いたような男。
他の王子達も大差はなく、何を持って王座に座る器と言えるのか？
一つしかない王座を巡り、骨肉の争いが始まる。
オレにとっては王になるための篩いではなく、天啓をもって王になるための儀式。
それにしても実際のところ、何人の連中が王位継承戦に参加するのやら。
不遜にも、野望だけは大きな連中。
親父が欲した女達から生まれた王子が、どんな能力の持ち主なのか見せて貰いたいもの。
そして半分は、オレと同じ腐った遺伝子……
フッフッフッ……一筋縄ではいかぬ豚屑どもに、どう引導を渡してやろう♪
己の器を計れぬ連中に、それ相応の結末を。
でもさ～、あいつらの首をオレのコレクションに加える意味がある？
生皮でもはいで、オレの靴底にでもしてやるか。
死しても平伏し、己の傲岸を悔いるがいい……ってね。
（ごうがんふそん））Nо.３４８◆覚悟より
何をやっても許される……オレを罰することは誰も出来ない
おぉ……神よ
オレはカキン国第４王子ウンマの子
そして国を司る王として生まれた男
そうだろ……母さん?
End
2014/07/20
BackＢ・Ｂベンジャミンと、部下テータと会話をする僅かな合間の思考。（多分１０秒にも満たない時間）ツェリードニヒ……けっこう扱えるキャラのような気がします。
に